内容説明
他者のなかに自己が生き、自己のなかに他者が生きる。我々の自己は本質的に自己意識的存在である。何を感じ考え為していても、その感じ考え為している自己をつねに意識している自己意識的存在である。だからこそ他者を信じ愛する、信じ愛さずにはおられないのである。矛盾だらけの人間、いったいどう生きていけばよいのか?前書『いかに生きるか』に続き、人間の生の証を探究する。
目次
信じ愛すること
自意識の浄化
自己の在処
自己超越
我と汝
自他合一愛
他愛的自愛
人さまざま
矛盾的個人主義
生の不思議
信仰の本質
無の信仰
著者等紹介
林信弘[ハヤシノブヒロ]
1947年神戸生まれ。1976年京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。現在、立命館大学文学部教授・同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 基礎化学実験