内容説明
「汝の見るものは永遠に汝自身である」フィヒテの生涯にわたって変わらなかったもの、そして200年経っても変わらぬもの、それは徹底した自己探求であった。第一線のフィヒテ研究者の総力を結集『フィヒテ知識学の全容』を解明する。
目次
第1部 鼎談・哲学と絶対者
第2部 知識学(『全知識学の基礎』一七九四/九五年;『新しい方法による知識学』一七九五‐九九年;『知識学の叙述』一八〇一/〇二年;「知識学」一八〇四年;「知識学」一八〇五年―絶対者のエクシステンチアとしての知;「知識学」一八〇七年;「知識学」一八一〇年―超越論哲学の展開と道徳的自己形成との統合;「知識学」一八一一年―「絶対者」にもとづく「意識」と「意志」の統合的理論;「知識学」一八一二年―後期フィフテにおける知識学の理念と課題;「論理学」講義と「意識の事実」講義―知識学への準備講義)
第3部 知識学の応用(初期フィヒテの社会哲学;後期フィヒテの社会哲学―一八〇〇‐一八一四年;道徳論;宗教論;学者論―フィフテの社会哲学と「学問の社会的責任」の問題;言語論―存在の像としての言語)
著者等紹介
長澤邦彦[ナガサワクニヒコ]
1942年生まれ。ミュンヘン大学ドクターコース修了(Ph.D.)。同志社大学名誉教授
入江幸男[イリエユキオ]
1953年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位修得退学。現在、大阪大学大学院文学研究科教授(文学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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