内容説明
存在への問い。形而上学をめぐる思索の核心に迫る。
目次
二人の出会い―『ハイデガーへの覚え書き』を手引きに
ヤスパースとハイデガーの比較研究の動向
第1部 ヤスパースとハイデガーにおけるカント(ヤスパースとリッカートにおける“Wissenschaft”と“Philosophie”;ヤスパースの哲学におけるカントの影響―特にその方法論をめぐって;ハイデガーのカント解釈―カントをこえて)
第2部 ヤスパースとハイデガーにおけるニーチェ(ヤスパースのニーチェ解釈―形而上学の使命;ハイデガーのニーチェ解釈―形而上学の意義)
第3部 超越者の「暗号」と「存在の家」としての「言葉」(ヤスパースの暗号形而上学;ヤスパースとブルトマン―非神話化と暗号解読;ハイデガーの「存在の家」としての「言葉」と思惟)
総括と展望
著者等紹介
堤正史[ツツミマサフミ]
1954年三重県上野市(現伊賀市)生まれ。同志社大学文学部卒業。同志社大学大学院文学研究科博士課程後期退学。現在、大阪成蹊大学マネジメント学部教授。日本ヤスパース協会理事。博士(哲学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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