アジアの市民社会とNGO

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  • サイズ A5判/ページ数 273,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771025127
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C1036

内容説明

アジア社会は今、大きく変わろうとしている。かつてのNGOは、新たなステージを迎え、変化と混乱にさらされている。市民社会組織(CSO)の動きが注目されるなか、NGOはその存在意義をどこに見出し、役割を果たしていくのであろうか。「いくつものアジア」で活躍する「いくつものNGO」の動きから、その存在意義を捉え直す。

目次

1 近年のアジア諸国におけるNGOの取り組み(タイ都市貧困者の問題解決に向けて;カンボジア教育改善におけるSVAの活動;フィリピンの農民の自立と日本のNGO―緊急支援、民衆交易、オルタナティブな空間の創出を求めて;インドネシアにおける住民参加型コミュニティ排水処理―適正技術による衛生・環境問題への取り組み;東ティモールの保健医療状況―独立から一〇年;ベトナムでストリートチルドレン問題に取り組むローカルNGO―政府の抑制を反らしながら;過渡期にあるミャンマー―技術支援と人材育成;バングラデシュの開発NGO、マイクロクレジット、そして私たち)
2 アジア諸国の市民社会におけるNGOの役割(アジア諸国の市民社会とNGOの位置づけ;タイ・カンボジアのNGOと市民社会の動向;フィリピンの市民社会とNGO;インドネシア・東ティモールのNGOと市民社会;ベトナムのNGOと社会化;ミャンマーの市民社会とNGO;インドの社会開発の現状と市民社会組織の活動;アジアNGOのアプローチと課題、今後の方向性)

著者等紹介

秦辰也[ハタタツヤ]
1959年福岡県生まれ。米国サウスウエスタン・ルイジアナ大学経営学部経済学科を卒業後、会社員を経て1984年から現シャンティ国際ボランティア会(SVA)に参加、バンコクに赴任。インドシナ難民、タイの山岳少数民族、都市スラム問題などに取り組む。SVAバンコク事務所長、事務局長、専務理事などを経て現在に至る。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程修了、博士(工学)。現在、近畿大学総合社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Ishida Satoshi

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Civil Society and NGOs in Asia 読了。近年、東南アジアはじめ多くの地域でNPO, NGOを中心とする市民社会セクターが台頭し、それぞれの国、地域の中で存在感を増しています。近年のアジアにおける市民社会発展の歴史、グローバリゼーションの中での各国における市民社会組織の特性や内外への影響が各国の事例を通じて紹介されています。平和よ維持や利益調整役としての国家の役割を否定することはしないものの、それが貧困や人権、環境問題などを生み出すことを防止する、あるいはそうした支配力を相殺し、

Sanchai

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ESCAPの会合のような場に各国市民社会の代表として来ているNGOが捕捉されていない点と、今自分が住んでいる国の市民社会やNGOについての事例分析がないという点で、ちょっと物足りなさはあった。ここでケースとして取り上げられた国とその国の市民社会を知る上では参考になる本だと思う。2018/05/29

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