なぜ、市場化に違和感をいだくのか?―市場の「内」と「外」のせめぎ合い

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  • サイズ A5判/ページ数 195p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771024960
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C3033

目次

資本主義と社会自体(現代資本主義と市場親和的「社会」;社会に親和的な市場の形成)
グローバル企業と国内経済(日本企業のグローバル展開;経済のグローバル化と国内経済への影響)
変容する民主主義と公共性(新自由主義と現代民主主義;現代政治と「新しい公共」)
労働能力と社会生活(市場主義時代における能力論―場や社会関係から遊離した「能力」の議論に対する批判的検討;「社会貢献」を意識した活動の可能性と限界―市場原理の拡張・規制・相対化)
市場秩序と社会保障(社会保障的ニーズの把握―市場とその「外部」とのミクロ的せめぎ合い;社会権“法”的領域の意義―現代社会変革論への一視角)

著者等紹介

高橋弦[タカハシゲン]
1948年、秋田県生まれ。東北大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士(2000年)。現在、岐阜大学地域科学部名誉教授。専攻:経済学・社会政策論

竹内章郎[タケウチアキロウ]
1954年、神戸市生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。社会学修士(1980年)。現在、岐阜大学地域科学部教授。専攻:社会哲学・生命倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

5
難しい本でした。社会福祉・保育研究者の良心的人たちは、市場化に対して違和感を覚えます。それは、新自由主義によって、多くの人たちが資本主義的競争によって振り落されていく現実があるからです。編者でもある竹内氏は、社会福祉の貨幣的ニーズの把握が新自由主義や市場化と深く結びつき、現物給付の大切さを述べています。個人的にはベーシックインカムをどう捉えるかということも考えられました。また、社会権を否定する新自由主義に対して、社会権領域とコミュニズム革命論の結合を述べ、社会権の捉え直しを述べていて考えさせられました。2014/05/19

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