内容説明
近代科学の外にあるもの。震災以後、私たちはどこへ向かうべきなのか。各界からの知の問いかけ。
目次
第1部 システム論の思想史的展開(古代から近代;システム論の登場;オートポイエーシス論)
第2部 システム論から近代文明への問いかけ(近代科学文明の特質;近代の盲点;近代を補完する)
著者等紹介
山下和也[ヤマシタカズヤ]
1965年東京生まれ。1995年京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。1999年ボン大学哲学科博士課程修了。2001年ボン大学哲学博士(Ph.D.)。現在、愛知大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ステビア
4
わかりやすい。著者は他にも色々オートポイエーシスの本を出してるみたいなのでチェックしてみよう。骨が折れそうだが(笑)2014/01/30
マウンテンゴリラ
1
哲学にしろ科学にしろ、私のような専門外の一般読者が、興味本位で一読しただけで、スッキリと理解できるような内容では無かったと思うが、書かれていることの主意や重要性は伝わってくるものがあった。特にオートポイエーシス論については、単に生物学や科学全般にとどまらず、それらを根本で支えてきた近代哲学に大きな修正を迫るようなインパクトのある理論であるというように受け取られた。それが、現代科学の大きな成果の一つであっても、近代科学を批判する一つの仮説ということだけでは、一過性のものにすぎないということも有り得る。→(22015/09/30
ますたけ
0
近代科学ではできないことがあることは、わかった。でも、それは何だかわからない。2016/10/16