東アジア「地方的世界」の社会学

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  • サイズ A5判/ページ数 418p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771024519
  • NDC分類 361.7
  • Cコード C3036

内容説明

日中韓と東南アジア、その地方社会では何が起こっているのか?「地方的世界」という独自の視座から、二一世紀的変貌の特質に迫る。東アジア研究の蓄積を踏まえつつ、新しい地平を切り拓く社会学的フィールドワークの意欲作。

目次

第1部 総説・比較(東アジアにおける地方的世界:序説;現代中国の地域社会をどの様に捉えるか―所謂“コミュニティ”はどこにあるか;フランスにおける地方的世界―アキテーヌ地域圏・ボルドーを事例として)
第2部 北東アジア周縁域(日本社会における地方的世界―山間部と旧町場からみた「但馬」;「地方的世界」における人口移動と市街地形成―但馬地方旧豊岡市を事例に;日本の地方的世界における医療―兵庫県但馬地方の医療史・医療再編・地域医療の実践から;韓国地方都市における情報化マウル造成政策の展開と地域社会の対応―江原道東海市を事例に;地方都市における商店街と地域社会―韓国・東海市を事例として;中国東北の新たな経済発展拠点づくりと延龍図市―吉林省延辺朝鮮族自治州における都市再編をめぐって;台湾地域社会の形成―内埔地区を事例として)
第3部 東アジア内陸域(メコン圏)(ラオス北部農山村の社会経済生活とその変容―市場経済の浸透と人々の移動;盆地世界に現れた地方都市―ラオス北部サイの変貌;ラオス北部集落における農村都市関係の形成過程―親族網の派生と地縁の再創出 ほか)
第4部 東南アジア沿海域(フィリピンにおける海外移住の拡大と地方的世界の変容―イロコス地方の農村調査から;「ビジネス・フレンドリー」なエリート支配―イロコス・ノルテ州における地方政治の変容と継続 ほか)

著者等紹介

藤井勝[フジイマサル]
1955年生まれ。神戸大学大学院文化学研究科博士課程単位修得退学・博士(文学)。現在、神戸大学大学院文学研究科・教授

高井康弘[タカイヤスヒロ]
1956年生まれ。神戸大学大学院文化学研究科博士課程単位修得退学。現在、大谷大学文学部・教授

小林和美[コバヤシカズミ]
1968年生まれ。神戸大学大学院文化学研究科博士課程単位修得退学・博士(学術)。現在、大阪教育大学教育学部・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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