目次
第1講義 ウィリアム・ジェイムズの不滅性(真理;全体論;実在論;哲学と人生)
第2講義 ヴィットゲンシュタインはプラグマティストか?(カント;ローティとヴィットゲンシュタイン;ヴィットゲンシュタインとカント―再考;実践理性の優位;後期ヴィトゲンシュタイン哲学の倫理的目的)
第3講義 プラグマティズムと今日の論争(しかし我々は世界を失ってしまったのか?;懐疑論に対するプラグマティストからの反応;ローティ的相対主義)
著者等紹介
高頭直樹[タカトウナオキ]
兵庫県立大学・大学院教授。Ph.D.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヨミナガラ
18
“プラグマティズムの思想家たちが共通して持っていたものは、「世界の喪失」という問題の解決は行動の中に見出されるべきであり形而上学の中にではないという確信でした(〔…〕「ポストモダン」の反‐形而上学の中にでもないのです)。パースとジェイムズ、そしてデューイは、民主的に遂行される探求は信頼すべきものだと語ろうとしたのでしょうが〔…〕それは、その探求が無謬であるからという理由〔…〕ではなく、我々の手続きの何がまたどのように見直されるべきかを見い出す方法が、まさに探究そのものの過程を通してであるという理由による”2014/07/11
☆☆☆☆☆☆☆
1
パトナムの講義録。プラグマティズムは人類学的な存在論や実践理論との親和性が高い気がしたので取り急ぎ。やはり直観は間違っていなかった。が、もう少しいろいろ読まねば。2014/04/13
きをふし
1
ローティとかウィトゲンシュタインとか。あんまり理解できてないけど、さいきんの哲学の話に触れられる感じがした。ローティの言語ゲーム理解(「より良い」言語ゲームみたいなものは、ない)への批判が興味深かった。ローティ読みたくなった。2013/12/27