内容説明
悲観的予測と閉塞感の連鎖にはたらく、根拠の曖昧な不安と萎縮のシナジー効果。経済を蝕むマイナス・バブルに接近する。
目次
第1章 バブルの発生と崩壊(バブル発生と崩壊のメカニズム;南海泡沫会社とミシシッピ会社;景気帆船論)
第2章 リーマンショックとは何だったのか(サブプライム・ローン危機;バブルを育てたジャパン・マネー;金融工学の幻影)
第3章 繰り返されるバブルの正体(バブル発生の共通要因と所得再分配;毒と薬の法則;怒れる市民の責任)
第4章 企業観とバブル経済(経済合理性モデル;企業目的は利潤の追求ではない;価値理念実現化モデル)
第5章 マイナス・バブルへの教訓
著者等紹介
小山和伸[オヤマカズノブ]
1955年東京都生まれ。1986年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。1995年経済学博士(東京大学)。現在、神奈川大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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