内容説明
最も巨大な碩学、「アリストテレス」というパルテノン。西洋哲学に不動の基礎を与えた、その巨大かつ不朽の知性を展望する。
目次
第1講 アリストテレス一般―生涯・著作・学問分類
第2講 論理学
第3講 形而上学
第4講 自然学
第5講 倫理学
第6講 制作術・学派・中世のアリストテレス哲学受容
著者等紹介
日下部吉信[クサカベヨシノブ]
1946年京都府に生まれる。1975年立命館大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。1987‐1988年、1996‐1997年ケルン大学トマス研究所客員研究員。2006‐2007年オックスフォード大学オリエル・カレッジ客員研究員。現在、立命館大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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roughfractus02
4
プラトンの都市的イデア論を異郷アレクサンドリアで批判するアリストテレスは、この大都市の図書館に集められる東西の書物に自然=存在の声を聞く。イデアを存在でなく「離在」とする彼は流入する個別的自然=存在を強調しつつ、「形相」と「質料」の運動である宇宙論を構想する。植物の成長の比喩として採用された可能態(種)→現実態(花)の運動は、プラトンが離れた自然=存在(φύσις)を育む大地として呼び戻した。本書は、学の基礎を与えた彼の論理学、形而上学、自然学(※形而上学の後に配置されている)、倫理学、制作術を概観する。2017/08/26
Ikkoku-Kan Is Forever..!!
4
「イデアは離在的存在者であり存在の説明にならない」とプラトンを批判するアリストテレスは、事物を「形相(普遍性)+質料(特殊性)」<可能態>=「実体」<現実態>と解して事物の運動変化の説明に成功したが、その実体規定は普遍化と個別化という矛盾を孕んでおり、その「個体」をめぐる問題は中世の普遍論争を経て今日の哲学に至ってもなお解決されておらず、「個人の自由が叫ばれる今日においてもなお『個人』は哲学的に確立されていない」。そう考えれば「ギリシア哲学一般における全ての問題が究極的には存在をめぐる問題」なのだと筆者。2016/08/22
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