目次
1 世界市民の哲学としてのカント哲学
2 カント平和論の原点―「世界市民的見地に立つこと」の意味について
3 世界市民と国家の「外部」―カント的自律概念の法的‐政治的展開をめぐって
4 世界市民的見地における法の理解
5 カント世界市民論の成立原点―『美と崇高の感情に関する観察』再読
6 なぜカントひとり世界市民主義なのか―ルソーとヘーゲルのはざまで
特別寄稿 境界人の眼から見たカントの世界市民主義―「一本の綱にお互いが結ばれ合って」
書評
国際学会・参加報告 第十一回国際カント学会・参加報告
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bibliophage
5
カントのコスモポリタニズムとは?となることがあって、大学図書館で見つけて読んでみた1冊。カントに関して無知すぎて、述べられているカント解釈が正しいのかどうか判断できなかったが、問いの立て方はそれぞれ面白かった。世界市民権とは、「外部」の他者を承認する義務の裏返し(61)、利己心を軸として行為しつつも意図せずして公益的に(自然の大いなる意図, 100)、地理学的空間決定論(カント)と空間的協会も国土も主権も空間的現象ではなく社会学的現象(ジンメル)と社会の境界に空間と時間は必要なく地平というシステム理論2017/07/12
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