目次
第1章 若き日に学んだこと
第2章 方法の発見
第3章 自分のための道徳
第4章 懐疑とコギト
第5章 神
第6章 自然学と実際的哲学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Schuhschnabel
1
デカルト『方法序説』の解説書その1。コラムは面白い情報が多い。本文の方は、理解の助けになるというよりは、要約とそれがどう論じられてきたのかが中心になっている。2017/11/24
まお
0
随所で出会う「デカルト的」という言葉の言わんとするところがわかった。内容はともかく人生に対するとことん考え抜く覚悟を持ちつつ現実の生活にも折り合いをつけとにかく「よく生きる」という姿勢には考えさせられるものがあった。 これをきっかけに他の哲学者や哲学史について学んでみたい。2021/03/21
ちくわ
0
他の本で、デカルトの思想のもたらした近大の行き過ぎた合理的思想についての批判があったので読んでみた。確かに、全体は部分に分解することで説明できる、など極端に思える思想もあったが、やはり自分のような合理性・論理性に欠けた人間にとっては彼の思考法は価値があると思う。要は、その方法をどう使うがが重要なのだと思った。間違った解釈をされたり、間違った方法で使われたりすると現代社会の色々な問題に通じてしまうのかもしれないが、この思考法によって生まれた良いものもやはりたくさんあると思う。2019/01/30