内容説明
2001年4月、京都山科にある京都橘大学に「文化政策学部(現・現代ビジネス学部)」が開設された。集まった教員らはさっそく地域研究を開始。やがて、地域資源やアーツを活かした事業、商店街や清水焼団地などの活性化プロジェクトが動き出す。2005年、文部科学省の現代GPに採択され、その後の3年間に、産業界、行政、市民、大学、外部からの専門家らの連携‐産公民学際連携型まちづくり‐は急激に進み、地域は活性化し始める。そしてドラマチックなまちづくりの中で、学生達はすくすくと育っていく。京都・山科を舞台に繰り広げられるまちづくりの現場を京都橘大学の現職教授が教え子らとともに渾身の力を込めて綴った感動のドキュメンタリー作品。
目次
プロローグ 出逢い(生還;「現代GP」前夜 ほか)
第1章 甦る地域(「駅前商店街マップ」と「やましな游~ing」のデビュー;甦る地域資源 ほか)
第2章 創る人々(清水焼団地プロジェクト;燃えろ!まつり ほか)
第3章 生き続ける都市(現代GPの評価と今後の課題;陶灯路に火を灯せ! ほか)
エピローグ 展望(まちづくりの到達点と展望;まちづくりコーディネート論・地域公共人材育成論 ほか)
著者等紹介
織田直文[オダナオフミ]
1952年石川県金沢市生まれ。1976年福井大学工学部卒業。京都橘大学現代ビジネス学部都市環境デザイン学科教授。京都大学博士(工学)。専門は「まちづくり政策」「地域計画論」。近年は文化政策や中心市街地活性化、観光振興、コミュニティ・ビジネス、市民活動、地域づくりコーディネーター論などの研究に取り組む
鈴木好美[スズキヨシミ]
1983年和歌山県那智勝浦町生まれ。2005年、京都橘大学文化政策学部卒業。大学在籍時代から山科地域のまちづくりに関わる。2005~2007年度の現代GP担当スタッフとして、コーディネーター業務にあたる
廣川桃子[ヒロカワモモコ]
1985年京都府京都市生まれ。2008年、京都橘大学文化政策学部卒業。京都橘大学大学院文化政策学研究科博士前期課程在籍。現在、京都橘大学・文化政策研究センターのリサーチ・アシスタントを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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