内容説明
地政学的にも社会的にも不安定な今日、難しい投資環境で高いリターンを求め、挑戦的な模索が行なわれていて、好成績を上げているのがヘッジファンドである。結果として、運用資産は爆発的に伸び、投資タレントのトップはヘッジファンドに移っている。ヘッジファンドの成長と進化の中で、グローバルマクロという戦略は、投資に対して絶対収益を上げるという当初から考えた仕事をしてきた。グローバルマクロという戦略は、世界のどこのどんな資産分野においても、どんな手法によっても投資して収益を上げるというものである。成功した資金管理者は普通、その市場の見方や取引戦略について話をしたがらない者が多いが、本書は最も不透明なヘッジファンドの世界、とくにグローバルマクロの投資に対して重い扉を開くものである。この本で、12名を超えるトレーダーたちとの詳しいインタビューを通じて、彼らがどのように世界市場を見、利益を上げているかについて、内幕を伝えるとともに微細な洞察をしている。さまざまなトレーダーたちとの深い内容のインタビューを通じて、この本は、彼らがいかにグローバル市場に独特な見方を持ってアプローチをしているかを記述している。
目次
グローバルマクロ・ヘッジファンドの紹介
グローバルマクロ・ヘッジファンドの歴史
グローバルマクロ・ヘッジファンドの将来
ジム・レイトナー(ファミリー・オフィス・マネジャー)
クリスチャン・シバ・ジョシー(自己売買トレーダー)
アンドレ・ドロブニー博士(調査マン)
ジョン・ポーター(会計士)
スシル・ワドワニ博士(元中央銀行政策委員)
ピーター・シール(ドットコマー)
イラ・ハリス(フロア・トレーダー)
ジム・ロジャース(パイオニア)
ドワイト・アンダーソン(商品専門家)
スコット・ビセント(証券運用者)
マルコ・ディミトリジェビッチ(新興市場の雄)
デービット・ゴートン/ロブ・スタンディング(債券専門家)
匿名(通貨専門家)
結論(ジョン・メイナード・ケインズ)
著者等紹介
ドロブニー,スティーブン[ドロブニー,スティーブン][Drobny,Steven]
多くのグローバルなヘッジファンドのリーダーを顧客に持つドロブニー・グローバル・アドバイザー(DGA)の共同設立者で、パートナーである。ドロブニー・グローバル・アドバイザーの立ち上げの前は、ドイッチェバンクのヘッジファンド・グループのロンドン、シンガポール、チューリヒで勤めていた。バックネル大学から修士号を得ている
柳沢逸司[ヤナギサワイツジ]
1939年静岡県袋井市生まれ。1965年東京大学法学部卒業。農林省入省。1993年退官。東京穀物商品取引所常務理事。現在、東京穀物市況調査会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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