目次
第1部 メディチ君主国のかたち(メディチ君主国の誕生と拡張;メディチ君主国の政治構造;メディチ君主国の経済構造;メディチ君主国の貴族層;共和国の遺制「監視とバリーアの八人会」)
第2部 メディチ君主国の地中海進出(軍港ポルトフェッライオの建設;サント・ステファノ騎士団の創設;サント・ステファノ騎士団の船舶;サント・ステファノ騎士団とレパント海戦;サント・ステファノ騎士団のルッカ人騎士)
著者等紹介
松本典昭[マツモトノリアキ]
1955年鳥取県に生まれる。1980年同志社大学文学部卒業。1988‐91年イタリア政府給費留学生としてフィレンツェ大学に留学。1992年同志社大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。2004年博士(文化史学:同志社大学)取得。阪南大学国際コミュニケーション学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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人生ゴルディアス
4
ありそうでないトスカーナ公国の成立から官僚制構築と、トスカーナ公国が創立した聖ステーファノ騎士団に関する記述をまとめた本書。特に後者に関する説明は邦語だとほぼ唯一なのでは。というか近世に入ってからの地中海世界の本そのものが少ないのか。ただ、本書だけ読むとフィレンツェはオスマンとのレパント貿易をしていないかのように読めてしまう。町としては染料や生糸などを輸入しまくって毛織物を帝国に売っていたのに騎士団は対オスマンを存在意義にしているそのへんの矛盾とかも解説して欲しかった。あと、度量衡について不親切すぎです…2015/10/06
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