目次
第1部 ニーチェとザロメ―実存分析的読解への視点(ニーチェとザロメ;“想像的人間”に関するサルトルの実存的精神分析からの示唆;自己固有の“他者”との対話と対決としての実存)
第2部 ニーチェ読解(例外者の光学;“病者”の光学―あるいは、ニーチェのイエス論;暴力の光学;自我の光学―ドゥルーズ的読解への批判をとおして;審美者の光学―全面的拒絶は全面的肯定に等しい)
第3部 ニーチェを超えて―「異種交配的アイデンティティ」の哲学へと(自己批判という問題と“他者”;行為への責任という問題―サルトルの視点から;愛の自己経験をめぐって―ザロメの視点から;愛の倫理的契機;異種交配的アイデンティティの展望)
著者等紹介
清眞人[キヨシマヒト]
1949年生。1972年早稲田大学政経学部卒業。1982年早稲田大学文学研究科哲学専攻博士課程満期修了。近畿大学文芸学部文化学科(現代文化コース)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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