内容説明
本書は、中等および高等職業教育と雇用システムの関連を国際比較の視点から究明しようとしたのである。内容は、教育と雇用・就職の関連構造を静的、あるいはシステム論的というよりも、むしろ「キャリア形成」ないし「学校から職業生活への移行過程」という視角から、各国の普通教育や職業教育から大学に進学し、雇用・労働市場に入っていく具対的なプロセス、さらに青少年のこころの問題にも焦点化した。
目次
第1部 日本におけるキャリア形成と職業への移行(普通科高校生の大学への移行・進学過程―職業選択・職業観形成との関連で;高校生の進路選択過程の心理学的メカニズム―自己決定経験とキャリア・モデルの役割;高校職業教育と職業・就業の関連構造―目標・課程における緩やかな関連と就職関係における密接な関係;大卒者の就職・採用のメカニズム―日本的移行過程の形成と変容 ほか)
第2部 諸外国におけるキャリア教育・職業教育と職業への移行(ドイツにおける普通教育から職業・専門教育への移行;ドイツにおける職業初期教育から労働市場への移行過程;ドイツにおけるギムナジウムと大学の接続;ドイツ高等教育とインターンシップ―大学生の職業への移行 ほか)
著者等紹介
寺田盛紀[テラダモリキ]
名古屋大学大学院教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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