内容説明
本書は、「世界の諸文化と日本」という枠内で執筆した九篇の論考を、第1部三章、第2部四章、第3部二章に編集したもので、計三部九章からなる。第1部は文化論の問題である。第2部には、文化の諸相における異文化衝突の四事例、政治文化・食文化・近代文化・仏教文化の問題をひとまとめにした。第3部はその他のものである。
目次
第1部 文化研究の諸問題(文化相対主義と普遍性―ドイツと日本、ふたつの近代;現代の文化人間学と日本の教育文化;アジア系アメリカ文化と日本)
第2部 異文化間の衝突と多文化主義(フランスの政治文化と日本;欧米食文化と日本―イヌ肉食とクジラ肉食批判は妥当か?;中国近代文化と日本;インド仏教文化と日本)
第3部 言語文化の歴史と諸相(イギリス・パントマイムと日本;一四・一五・一六世紀の情報文化、日本、西洋、中国)
著者等紹介
橋本高勝[ハシモトタカカツ]
1935年生まれ、京都産業大学文化学部教授、中国哲学
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