• ポイントキャンペーン

エーデルワイス海賊団―ナチスと闘った青少年労働者

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 218p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771015159
  • NDC分類 234.074
  • Cコード C3022

目次

第1章 忘れられた抵抗運動
第2章 元エーデルワイス海賊団員の回想
第3章 秘密国家警察と司法当局の報告
第4章 エーデルワイス海賊団の由来
第5章 ハイキング、制服、仲間
第6章 歌とビラ
第7章 職場での衝突
第8章 HJとの衝突
第9章 ケルンにおけるパルチザン
第10章 弾圧と迫害
第11章 第三帝国における青少年のサブカルチャーと反抗的態度
第12章 教育的考察

著者等紹介

伊藤富雄[イトウトミオ]
1948年生まれ。立命館大学教授。専攻はオーストリア文学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

63
秘密警察や裁判所の文書等が並ぶ。 児童書かと思っていたら全然違った。 全体主義やヒトラーユーゲントに馴染まない若者たち(特に労働者階級)がハイキンググループを組む。反ナチと言っても、ユーゲントを殴ったり替え歌でからかったりが主なような。それでも当時から国内で反対運動があったのか。 不良がハイキング?と日本的感覚からは不思議。2024/01/16

がらくたどん

58
逢坂冬馬氏の新作『歌われなかった海賊へ』への興味から。ナチス統制下の抵抗運動の中で異彩を放つエーデルワ(ヴァ)イス海賊団の姿を主に記録文書から俯瞰する資料集的読本。官製青少年組織であるヒトラー・ユーゲントと抗争を繰り返し相当な弾圧も受けたが、本質はナチスによる極端な青少年への生活規制に反発し「自由に余暇を楽しむ」権利を護ろうとする若者たちであった。気の合う仲間とハイキングをし好きな歌をうたいたい。特定のイデオロギーを展開することなく自然発生したサブカルチャー集団だからこその思想と行動の包容力は示唆に富む。2023/09/04

アーちゃん

51
かつてナチス政権下に存在したエーデルワイス海賊団。ヒトラーユーゲントと対立した彼らを知りたくて借りた一冊。著者のポイカート(1950-1990年)による二段組の本文は徹底して当時の記録が中心となっているが、そのほとんどが当時の政権側からの調書や告発文のために全体が掴みづらい。資料としては一級品だと思う。2023/09/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/160611
  • ご注意事項