内容説明
本書は、大学の国際関係諸学部の学生を対象とした、冷戦期における国際関係史・政治外交史の通論である。主に学部での授業においてテクストとして用いられることを念頭に置いて、記述にあたっては客観性、平易性を維持するよう配慮した。
目次
第1章 ニクソン・キッシンジャー外交(ニクソン政権の誕生;ニクソンドクトリン ほか)
第2章 デタントの進展(米ソデタント;ベトナム和平の実現 ほか)
第3章 アメリカ外交の混迷(西側同盟の軋轢―第4次中東戦争と石油戦略の発動;ウォーターゲート事件と帝王的大統領制 ほか)
第4章 モラリズムの復活と挫折(カーター政権の混迷;人権外交 ほか)
第5章 デタント時代の終焉(ソ連の第三世界進出;中距離核ミサイル配備問題 ほか)
著者等紹介
西川吉光[ニシカワヨシミツ]
東洋大学国際地域学部教授。専攻は国際政治学、国際安全保障論、政治外交史。1955年大阪生まれ。1977年国家公務員上級職試験(法律甲種)合格。1978年大阪大学法学部卒業、防衛庁に入庁。内閣安全保障会議参事官補、防衛庁長官官房企画官、防衛庁及び防衛施設庁の課長、防衛研究所第三研究室長等を歴任、この間、1993年~94年に英王立国防大学院留学。博士(法学)、社会科学修士、国際関係論修士(MA、英国リーズ大学大学院)。日本政治学会、日本国際政治学会、アジア政経学会、国際安全保障学会、アメリカ国際関係学会(ISA)、イギリス・国際戦略研究所(IISS)等各会員
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