内容説明
本書の特色は、消費者問題研究の第一人者である多田吉三先生のリーダーシップのもとで、消費者問題を構造的、理論的に捉えていること。同時に実例を交えながら平易な文章で丁寧に展開していることである。第1章は消費者問題とは何か、第2章はアメリカと日本の消費者問題の歴史、第3章は生産・流通過程で引き起こされる消費者問題、第4章は生活用品の安全性をめぐる問題、第5章は生活用品にかかわる情報―表示と広告の問題、第6章は近年増大している取り引きをめぐる消費者問題、第7章は日本の消費者保護政策と消費者運動、そして巻末に消費者問題年表と索引という構成である。
目次
第1章 消費者問題とはなにか
第2章 消費者問題の歴史
第3章 生産システムと流通機構をめぐる消費者問題
第4章 生活用品の安全性をめぐる問題
第5章 表示の適正化と不当誘引の規制
第6章 生活用品の取引問題
第7章 消費者保護と消費者運動
著者等紹介
多田吉三[タダヨシゾウ]
1954年大阪市立大学家政学部社会福祉学専攻卒。大阪市立大学名誉教授。学術博士
大久保克子[オオクボカツコ]
1973年大阪市立大学大学院生活科学研究科修士課程社会福祉学専攻修了。現在、華頂短期大学教授
西村晶子[ニシムラアキコ]
1977年お茶の水女子大学大学院家政学研究科修士課程家庭経営学専攻修了。現在、梅花短期大学、同志社女子大学、羽衣学園短期大学、大阪青山短期大学、京都女子大学非常勤講師
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