内容説明
思想史研究の立場から支配的学問理念の相対化を試みる。機械論的思考様式が生み出した世界像を啓蒙思想において検証し、それによってより深いところで啓蒙思想を理解することを目指す画期的著作。
目次
序章 啓蒙思想の何が問題か
第1章 ケネー―政治と経済の世界
第2章 ディドロ―生命と連続性の世界
第3章 ドルバック―自然と通俗的道徳の世界
第4章 ラ・メトリ―快楽と機械の世界
第5章 コンドルセ―蓋然性と正義の世界
終章 啓蒙思想を超えて
著者等紹介
森岡邦泰[モリオカクニヤス]
1961年岐阜県岐阜市生まれ。1990年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位修得。社会思想史専攻。現在、大阪商業大学助教授
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