内容説明
本書は、21世紀の新しいグレート・ゲームをミクロとマクロの両視点から分析しようとする試みである。中近東のみならず、カスピ海とその周辺をもエネルギー資源の宝庫と位置付けた。
目次
1 エネルギー資源をめぐるパワーゲーム(エネルギー資源とマルチ・パワーゲーム;エネルギー企業の新経営戦略 ほか)
2 エネルギー資源企業の新戦略(メジャーズの再編成と構造変化;ペルシャ湾岸諸国の油田開発と外資 ほか)
3 新グレート・ゲームの展開とエネルギー政策(カスピ海産石油・天然ガスを巡る新グレート・ゲーム;アゼルバイジャンとカザフスタンの石油開発についての課題 ほか)
4 新グレート・ゲームと日本(日本石油業界の再編成;日本にエネルギー政策は存在するか)
著者等紹介
島敏夫[シマトシオ]
1947年和歌山県生まれ。1992年名古屋市立大学大学院経済学科研究科修士課程修了。現在福山大学経済学部専任講師。主要著書に『グローバル・マーケティング新論』(共著、晃洋書房、2000年)。『途上国の経済統合』(共編著、日本評論社、1999年)。『グローバルビジネス』(共著、嵯峨野書院、1993年)
中津孝司[ナカツコウジ]
1961年大阪府生まれ。1989年神戸大学大学院経済学科研究科博士課程単位取得。現在大阪商業大学総合経営学部教授。主要著書に『グローバル・マーケティング新論』(編著、晃洋書房、2000年)。『21世紀アジアの産業と企業経営』(共編著、白桃書房、2000年)。『南東ヨーロッパ社会の経済再建』(日本経済評論社、2000年)。『21世紀ヨーロッパの産業と企業経営』(編著、晃洋書房、1999年)。『途上国の経済統合』(共編著、日本評論社、1999年)ほか
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