カント道徳哲学研究序説―自由と道徳性

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  • サイズ A5判/ページ数 277,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771012448
  • NDC分類 134.2
  • Cコード C3010

内容説明

本書は、一九九一年、筑波大学大学院博士課程哲学・思想研究科に提出した学位請求論文「I・カントにおける道徳の基礎づけの理論と自由の概念」をもとにしている。カントの道徳哲学に関する研究を目指す。

目次

第1部 『純粋理性批判』の成立期(『純粋理性批判』における自由論;七〇年代における道徳法則の演繹と自由の演繹;『純粋理性批判』における道徳の基礎づけの理論)
第2部 『道徳形而上学の基礎づけ』における新しい試み(『基礎づけ』第三章の課題;『基礎づけ』第三章における論証の展開)
第3部 批判期道徳哲学の問題点と擁護の試み(道徳的に善い行為のみが自由な行為か?;カントは互いに矛盾する二つの自由概念をもっていたか?)

著者等紹介

保呂篤彦[ホロアツヒコ]
1960年大阪市生まれ。1983年筑波大学第一学群人文学類卒業。1991年筑波大学大学院博士課程哲学・思想研究科修了(文学博士)。現在、岐阜聖徳学園大学教育学部助教授。主論文に「思弁的問題としての超越論的自由?」(筑波大学哲学・思想学会編『哲学・思想論叢』第11号、1993年)、「ア・プリオリな実践的総合命題?」(『中部哲学会紀要』第25号、1993年)、「懺悔道から死の哲学へ」(日本宗教学会編『宗教研究』302号、1994年)。翻訳書にA.D.キング編『文化とグローバル化』(共訳、玉川大学出版部、1999年)、ヨアヒム・ヴァッハ著『宗教の比較研究』(共訳、法蔵館、1999年)
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