内容説明
現代ドイツの言語コミュニケーション哲学における最新の議論を検討し、フッサール現象学のみならず、ガダマーの哲学的解釈学をも射程に入れて、言語コミュニケーションの構造と原理を解明。啓蒙的理性主義を基盤としたハーバーマスとアーペルのディスクルス(討議)倫理やコミュニケーション哲学の限界を論じ、その突破の方向性を示す。
目次
第1章 言語遂行論とディスクルス倫理(ハーバーマスとアーペル)
第2章 解釈学におけるロゴスの弁証法
第3章 言語コミュニケーションの現象学
第4章 道徳的理性の根底