伝統的社会の千年王国運動

伝統的社会の千年王国運動

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  • サイズ A5判/ページ数 200p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771008946
  • NDC分類 162
  • Cコード C3036

内容説明

本書は、1章では、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教・仏教の終末論を要約し、2章では、それぞれの終末論に基づいて近代以前に起こった千年王国運動をいくつか取り上げ紹介。3章では、19世紀半ばから20世紀にかけて非ヨーロッパ世界で起こった五つの民族的な千年王国運動、すなわち、中国の太平天国運動、ニュージーランドのマオリ人のパイ・マリレ運動、アメリカ・インディアンのゴースト・ダンス運動、スーダンのマフディー運動、ミャンマー(ビルマ)のサヤー・サンの反乱を取り上げ、それぞれのあり様を要約・紹介。4章では、社会学での社会運動論の考えを参考にし、それら五つの運動から千年王国運動の発生や展開過程がどのように説明・理解できるのかを大雑把ながら分析・検討している。

目次

1章 諸宗教における終末論
2章 近代以前の千年王国運動
3章 非ヨーロッパ世界における民族的千年王国運動
4章 民族的千年王国運動の発生と展開

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てれまこし

5
五十年ほど前に千年王国運動に関する研究が盛り上がったが、その後下火になった。理由の一つは恐らくイラン革命で、原理主義の方に関心が向いたのだ。社会科学というのは世の中の流行に合わせて的が四六時中動く。その時話題のラベルが個別の領域として独立してしまい、前後のつながりがない議論が族生する。これではジャーナリズムに毛が生えただけで学問として成長する余地がない。千年王国運動は、非西洋世界のものを含めてユダヤ・キリスト教から派生したものらしいが、アジアには弥勒思想の影響もある。なぜにこれほど普及したか、それが問題だ2019/07/18

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