目次
第1部 哲学の最も古い理念と将来の現象学―古代ギリシア哲学と政治(フッサールとギリシア人;数としての時間―古代ギリシアの時間理解に見られる現象学的特性;アンセルムスにおける神の存在論的証明とその前史〈パルメニデス〉;ヘーゲルの視点からみたソフィスティック;脱政治化による幸福実現は可能であるか―メノイケウス宛エピクロスの書簡;ドクサの二義性と近代法治国家の実現;カール・マルクスと哲学の最古の理念;政治哲学の現象学的基礎づけ)
第2部 世界と文化の将来―フッサールとともに、フッサールに反抗して、フッサールを越える道(生活世界の概念―フッサール現象学の新しい視点から哲学への入門;故郷世界、異郷世界、唯一の世界)