目次
第1章 社会学的問題としてのエスニック集団の存続
第2章 カナダにおけるエスニック・コミュニティ形成の歴史
第3章 エスニック集団における凝集力の定義
第4章 エスニック集団における凝集力のライフ・サイクル
第5章 エスニック集団の経済状態
第6章 エスニック集団の凝集力に対する経済的地位の影響
第7章 エスニック集団の凝集力の社会的力学
第8章 社会と政治におけるエスニシティ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
samandabadra
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移民の同化過程に関して非常に勉強になった一冊。サブタイトルの-エスニック集団はなぜ存続するのかーに関しては、なぜに関しては答えていないが、どのようにして民族的な特徴が一つ一つ消えてゆくのかはこの本の調査によって理解できること多し。 エスニック・グループの凝縮力のカテゴリー分けや、構造的同化と文化的同化の概念など、他地域の分析にも役立つと思われる。言語は世代間で能力に差が出やすい傾向がはっきり現れていた。移民だけでなく、政治的「身体的」に中央に統合されつつある少数民族にも同様のことがいえるように思う2011/01/10