内容説明
「教育学原論・教育史研究会」の共同研究として、現代学校教育の問題状況を「学校教育の日本的性質」、「競争」、「情報化」、「生涯学習」、「子どもの権利」といったキーワードのもとに論じる。
目次
序章 現代学校論の理論的実践的課題
第1部 現代学校教育の役割と課題(学校教育の日本的特質;現代学校と競争原理;戦後学力論の問題;教育課程づくりの理論と方法;教育評価と授業・カリキュラム;生活指導の現代的課題;学級の起源と今日における意義;教師像の探究;学校教育と「情報化」;中等教育の歴史と課題)
第2部 現代学校をめぐる論争点(生涯教育政策の現段階―地域統合と職業訓練;子どもの人権と教育実践―「子どもの権利条約」をめぐって;現代学校批判論の立脚点と射程;旧西ドイツにおける反教育学と教育終焉論の登場;戦後教育学とソビエト教育学―矢川教育学への一試論)