内容説明
レイチェルズは、積極的安楽死と消極的安楽死の区別を否定する、きわめてラディカルな結論を導き出す。植物状態患者、苦痛にあえぐ末期患者などのケースを含めた安楽死問題に、われわれはどのように対処すべきだろうか。倫理学理論の根底的見直し。
目次
第1章 西洋の伝統
第2章 生命の尊厳
第3章 死と悪
第4章 「無実の人間」
第5章 自殺と安楽死
第6章 不適切な区別の暴露
第7章 積極的安楽死と消極的安楽死
第8章 殺すことと死なせることに関するなお一層の省察
第9章 安楽死の道徳性
第10章 安楽死の合法化
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