内容説明
取引コストを中心に市場と企業を比較制度論的に問題把握し、企業理論をはじめ多くの学問領域に大きな影響を与えた新しい理論の集大成。O.E.ウィリアムソン理論の決定版。
目次
第1部 内部組織の経済学(経営者裁量と経営行動;階層的組織のコントロールと最適企業規模;現代企業の内部構造とコントロール装置の評価と分類)
第2部 企業および市場の組織の経済学(生産の垂直的統合―市場の失敗の考察;取引コストの経済学―契約関係の統御;現代企業―起源、発展、特性;取引コストの経済学とは何か)
第3部 公共政策(反トラストの経済学―取引コストの観点からの考察;反トラストの政治経済―慎重な楽観主義の論拠;自然独占に対するフランチャイズ式入札―一般論およびCATVについて)