内容説明
親のない子、両親から見捨てられた子、親が養育できない子らに、代わりの家庭〈里親〉をさがす「あなたの愛の手を」運動を推進する家庭養護促進協会のワーカーたちが、日々の仕事で感じたこと、出合ったことを中心に、里親・養親たちの喜びと悲しみを併せて綴った作品集。読む人をして、不幸な恵み少ない子どもらに対する理解の目を、豁然と聞かせる迫力ある実際談の集積。
目次
1 “ボクにもほしいパパとママ”
2 なぜ「家庭」なのか―ある協会職員の生い立ち
3 里親子の風景
4 あきらの場合―養親と子の成長
5 養子縁組―血の繁りを越えて親子になること
6 養子であることを越えて
7 子どものかけこみ寺―「ふれあいの家」
8 愛の手運動の中で思うこと