感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
8
「ゾンバルトの経済史上の主著は『近代資本主義』であった。おそくとも1870年頃には流布するに至っていた資本主義という概念は、この著作によって、その後の時代の政治的および科学的討議に幅広い影響を及ぼした。資本主義をゾンバルトは資本主義的企業という特有な経済形態をもつ経済方式として理解した。この方式はつぎの事を目指している。「提供された給付と反対給付にかんして締結された契約のすべてを通じて、物的財産を有効に利用すること、すなわち所有者に付加価値(利潤)をもたらすように再生産すること」、これである。」2020/07/11