内容説明
本書では、この時期に行なわれた異国船打払令復活をめぐる評議とペリーの開国要求への対応をめぐる評議を一連の意志決定過程としてとらえ、そこに見られる外交政策上の模索と避戦論の台頭の軌跡をたどることによって、幕府が日米和親条約の締結に至った背景を解明して行く。
目次
1 薪水給与令および関係諸法令の発布と、海防強化体制の成立
2 海防諸藩の財政事情と、領主層の危機意識
3 幕府政治の動向
4 異国船打払令の復活をめぐる評議の開始と、その経過、拡大・発展
5 ペリー来航期の幕府評議
本書では、この時期に行なわれた異国船打払令復活をめぐる評議とペリーの開国要求への対応をめぐる評議を一連の意志決定過程としてとらえ、そこに見られる外交政策上の模索と避戦論の台頭の軌跡をたどることによって、幕府が日米和親条約の締結に至った背景を解明して行く。
1 薪水給与令および関係諸法令の発布と、海防強化体制の成立
2 海防諸藩の財政事情と、領主層の危機意識
3 幕府政治の動向
4 異国船打払令の復活をめぐる評議の開始と、その経過、拡大・発展
5 ペリー来航期の幕府評議