内容説明
幼児と母との無意図的なやりとりや試行錯誤の中から母語が育ち、生活の中から湧きでる感動や思いを表現しようとする幼児と、後から支える保育者。幼児の言葉や表現を周囲の人的環境との関わりから考える。
目次
序 言葉と表現
ことばの暁闇（母なる海；春眠；水生から陸生へ）
ゼロ歳の課題（初生児という名の個人；響きあい；乳児の音声や表現；ことばの黎明；こわさとの対面）
１歳児のあゆみ（音声から言語へ；まねし万歳；育児のことば；膨らむ語彙）
育ちあい（坂をおちる；文章表現へ；遊びの日々）
学習事始め（三つ子の魂；心が育つ；〓啄の機；絵本の読み聞かせ）
自己を表現する（濁流もやがては；母国語；表現活動）
公教育への前奏（第２期語獲得期；あるレポート；表現の広がりと深まり）
文化財へのとり組み（昔話；幼児文学；四摂事と人形芝居）
