内容説明
最近、絵本についての研究、論評が数多く出始めました。とくに、幼い子どものための絵本論が活発に行われ始めたことは、うれしいことです。そういうなかで、子どもの「心理発達と絵本」、「認識発達と絵本」の関係についての考察が大変必要になってきております。私は、この本のなかで、3歳まえの子どもの絵本に対する態度を、このような心理学的立場から述べてみました。
目次
第1章 絵本よこんにちは
第2章 現実の生活と絵本
第3章 もうひとつの世界への出発
第4章 人間らしい感じ方をつくる絵本
第5章 生活のなかに生きる想像力
第6章 3歳まえの子どもにとって絵本とは何か
補章 16年後に発見したこと
附録 アヤの絵本日記