内容説明
1970年の日本初公開から半世紀、いまなおファンの心を揺さぶり続けるアメリカン・ニューシネマの金字塔『イージー★ライダー』。長髪、革ジャンの若者たちが改造チョッパー・オートバイとロックのビートに乗って挑んだアメリカの社会問題の数々―戦争、差別、偏見、無知、不寛容―は、21世紀の今、はたして克服されたのだろうか…。ハリウッドの映画システムを新たな次元へと進めた革命的インディペンデント・フィルム『イージー★ライダー』を創りあげ、そして“ワイルドに逝った”男たち―ピーター・フォンダとデニス・ホッパー―を追った世界唯一のオーラル・ヒストリー・ドキュメント「『イージー・ライダー』伝説」。
目次
Prologue 『バイカーズ・ヘヴン』
1 栄光への旅立ち
2 『イージー★ライダー』
3 それぞれの道
4 逆転
5 二つの新たな続編プラン
6 その後の人生
著者等紹介
谷川建司[タニカワタケシ]
映画ジャーナリスト/早稲田大学政治経済学術院客員教授/博士“社会学”。1962年生まれ。日本ヘラルド映画株式会社勤務を経て映画ジャーナリストとして雑誌「キネマ旬報」「POPEYE」などで執筆、「『イージー・ライダー』伝説」(1996年筑摩書房)「レオナルド・ディカプリオへの旅」(1999年マガジンハウス)などを発表するかたわら、茨城大学助教授を経て2005年より早稲田大学大学院政治学研究科助教授。2008年より教授。2010年より現職。1997年、第一回京都映画文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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