内容説明
小泉八雲来日後の第一作。印象がきわめて新鮮で、読む者を歴史と風土への小旅行に誘う。日本をあらためて見直させてくれる好著。
目次
第1章 極東第一日
第2章 弘法大師の書
第3章 地蔵
第4章 江の島行脚
第5章 盆市で
第6章 盆おどり
第7章 神々の国の首都
第8章 杵築―日本最古の神社
第9章 潜戸(くけど)―子供の亡霊岩屋
第10章 美保の関
第11章 杵築雑記
第12章 日ノ御碕(みさき)
第13章 八重垣神社
第14章 キツネ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
67
八雲には、「日本の心」「日本の面影」「心」など明治の日本を好奇心たっぷりで観て回り、卓抜な表現力で描いた本がある。そんな中、本書はあまり読まれてない? 読んでて名著だと感じる。ただ、上下巻で900頁近いのが難なのか? あるいは題名が読めないとか? 長大だけと読みやすい。文章に惚れ惚れする。2022/06/19
ポテンヒット
12
初めて外国に行った時の、見るもの聞くもの全てが新しい感覚を思い出した。ましてや交通や通信が今のように発達していない時代。著者の気持ちの高ぶりが文章に表れている。木造の家が建ち並ぶ街。藍で染め上げた暖簾がふうわりと揺れる店先。たくさんの人が松江大橋を渡る時に聞こえる下駄の音。寺田寅彦の随筆に消えてしまったものとして、人力車の車輪の音や、行燈の魚油の匂いの話があった。そんな時代の日本の風景に触れる事ができる。そして地域に纏わる民間伝承の話が面白い。島根県知事の令嬢から鶯を贈られる話は実際の話だったのですね。2026/03/23
本の蟲
9
親日家の外国人代表格と言えば、ついには日本人になってしまった小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが思い浮かぶ。日本の怪談を多く西洋社会に紹介した彼の日本印象記。極東第一日目から、近隣の神社や寺。目にした行事や風習、聞いた民話や伝承。定住することになる松江への旅路、出雲大社や他の神社に関するアレコレ。帰化したこともあって日本語ペラペラな西洋人のイメージがあるが、当然来日直後は意思疎通で苦労する面も。著作の多くは和訳されているし、『奇談・怪談』は手元にある。しかし本書は『知られぬ日本の面影』または(続2021/12/16
naniwoyomu
1
おすすめ。 #興味深い #感動 #美 #鋭い考察 #教養 #名文
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