疾走の夏

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784770410436
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0095

内容説明

ただ走る、走ることで見えてくる自分とは…。北方文学の原点―長編アメリカ紀行。

目次

シカゴ
出発
ブルー・ハイウェイ
ビリヤード酒場



著者等紹介

北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年、佐賀県唐津市生まれ。1973年、中央大学法学部卒業。1981年、『弔鐘はるかなり』でデビュー。『破軍の星』で柴田錬三郎賞受賞。日本推理作家協会理事長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カワセミ440

5
30年ほど前のアメリカ縦断記。シカゴからニューオーリンズまでフリーウェイを使わず下道で。妙に気負った感じが北方さんらしくって、イイね。当時はハードボイルドで売ってた北方さんだけど、37歳まで運転免許持ってなかったそうです。クルマは全て?マセラティ、現在進行形で10数台乗り継いでるそう。初心者だから危なっかしいところ満載(自分でもそう言ってる)、よく無事故で行けたものだ。自分もそのうち(休めるわけないから定年後?)海外にドライブ旅行に行ってみたい。やっぱりアメリカかな?カナダも良さそう。何を感じるんだろう?2015/01/25

ツカモトカネユキ

3
1986年の作品。紀行文ではないといいながら、しっかり紀行文です。ミシガン湖からニューオリンズまでの道程を車で疾走します。ハイウェイでなく一般道。日本的には、高速を使わず一般道での道中記というところでしょうか。そこでは、少し前のアメリカが随所に感じられ懐かしさがあります。数年前に行った記憶とあまり変わらない雰囲気があるのもアメリカならではかもしれません。本作にも、のちの作品のネタもとになるものもいくつかあり興味を惹かれました。2019/06/09

橋川桂

2
本業ハードボイルド作家の旅行記なので、地元の人との小洒落たやりとりなんかはかなり脚色入ってるんじゃないかと疑いながら読了。それを差し引いても実にそそる一冊。マーク・トウェイン所縁の町がトム・ソーヤで町おこししてるのとか、いずこも同じだなあ、と。2017/05/12

takao

1
ふむ2025/03/17

naoshi

1
読むのは二回目。著者がシカゴからニューオリンズまでをパジェロで駆け抜けた紀行記。目的は「ニューオリンズで髭をあたってもらうため」。著者も書いている通り,何があったかというより,どう感じたかという著者の内面にウエイトを置いた内容。北方謙三の肉声が聞こえる気がして,楽しい。この本を書いた時の北方謙三は今の自分とほぼ同い年。すげえな,と思う。2010/09/03

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