内容説明
北越戊辰戦争に生死を賭け、落城、奪還、逃避行、降伏を体験した長岡藩士とその子弟たちは、近代日本を舞台にどう活躍し、故郷を再建したか。長岡城の精神は今なお脈々と息づいている。
目次
ペリー来航
三人の若者
勤皇の正義
春風の無念
帯刀の斬首
貞吉の古傷
八十里越の哀しみ
流浪の果てに
長岡藩降伏する
紙凧をおあげします
京都に上る
改革の苦難
ランプ会興る
学校を創る
医学の道
法会と農学者
開拓の道
著者等紹介
稲川明雄[イナガワアキオ]
昭和19年(1944年)、新潟県長岡市生まれ。長岡市互尊文庫司書・長岡市史編さん室長などを経て、現在は長岡市立中央図書館館長。長岡郷土史研究会会員、互尊文芸編集人。著書に『長岡城燃ゆ』、『長岡城奪還』、『河井継之助』。共著として『新潟県人物双書』の「河井継之助」「三島億二郎」、『にいがた歴史散歩ながおか編』、『戊辰戦争全史』上巻、『三百藩家臣人名事典』4巻など
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