内容説明
ヨーロッパ文明発祥の地ギリシア。著者は、特命全権大使として勤務するかたわら、若き日に憧れたギリシア各地の遺跡や島々を巡り、聖山アトスで親しく修道士と語らう。そして該博な知識と透徹した史眼で、ギリシアという国を捉え直す。一八九九年に修好通商航海条約が結ばれて以来、百年を数える日本とギリシアの関係は古くて新しい。本書は、すでに彼の地を旅した人はもちろん、これから訪れようとしている人にも、興味つきない格好のギリシア案内書である。
目次
第１章 現代ギリシアはどんな国
第２章 ギリシアの歴史
第３章 ギリシアの政治・経済・外交
第４章 ギリシアの風土と人
第５章 ギリシアの旅
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koz kata
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大使が書いているだけあってうっとり夢心地でステキ。私こういう面も好きだけどスタジアムで鉄パイプ持ってる人も同じくらい好きなんだよね・・・。
KW
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ギリシアの歴史についてざっと理解できる本。主要な出来事は知ってるつもりだったが、列強に振り回され、隣国トルコとの問題を抱え、御多分に洩れず共産化とのせめぎ合いがあり、全然知らないことが沢山あり学びになった。ユーゴスラビアについての理解の浅さも浮き彫りになったので、次はそちらを勉強したい。2025/05/04
