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内容説明
日本ではジャムとヨーグルトで知られたブルガリアは、バルカン半島の中心部を占める農業国である。戦後ソビエトの最も忠実な同盟国として、長期安定政権がつづいていた。しかし一九八九年から東欧全般を襲った改革の嵐は、平和に見えたこの国をも根本的に変えようとしている。著者はまさにこうした激震のさなかに全権大使として駐在し、つぶさに歴史の転換期を目撃した。各層のブルガリア人と気さくに交わり、一緒に喜び、心配し、両国の友好促進になることならと東奔西走する。本書は、多忙な大使の日々を綴った心温まるブルガリア・レポート。
目次
第1部 政変と改革(ブルガリアへの赴任;突然のジフコフ失脚;様変わりした政治;経済の建て直し;新しい外交を模索;期待される経済支援;資本主義は復活するか;意外に多い人物往来;豊かな文化交流へ;日本外交のあり方)
第2部 歴史と文化(知られざる歴史点描;ヨーグルト・ワイン・バラ祭り;音楽・スポーツは花盛り;楽しい都市と観光の穴場)