内容説明
直木三十五のよきライバルだった鷲尾雨工は昭和初期の大衆文学の旗手であり、『吉野朝太平記』で本格的な歴史小説作家として文壇に登場するが『織田信長』『覇者交代』などのすぐれた作品を発表しながら、これからという時期に病歿。早稲田英文科時代から直木との愛憎きわまりない交流のさまと、数奇な運命に翻弄され続けた雨工の生涯を15年の歳月を費やして掘り起こした労作。
目次
鷲尾氏一族の事蹟
雨工生家の家系
幼年時代
小学校時代
中学校時代
大学時代
作家修業前の時代
作家修業時代
作家時代(戦前;戦後)
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- 和書
- ハッとめざめる確率