内容説明
良寛の生きた道を歩いてみよう。越後出雲崎の名主の長男として生まれ、試行錯後の末に出家して風光温暖な備中玉島の円通寺で修行し、聖胎長養に西国路を放浪、再び越後に帰還した良寛。著者は28年の歳月にわたり自ら良寛が歩いたその道筋を追跡。これまで知られていなかった高野山の山本家墓や「高野紀行」の“さみつ坂”を発見するなど良寛研究の新提言がある。越後と西国に残る美しい自然の四季を捉えた写真紀行。
目次
良寛の生きた道
故郷出雲崎にて
円通寺での修行
聖胎長養の四国路
赤穂・須磨・和歌の浦
伊勢・熊野・高野山
吉野・奈良より近江路へ
良寛越後に還る