内容説明
近代日本の幕開けを告げた戊辰戦争―。しかし、魚沼の人びとにとっては、あまりにも多くの犠牲を強いた悲惨な戦いであった。本書は、農民や商人をもまき込んだ魚沼郷の戦火の実態を、丹念な史料収集によって鮮烈に再現。
目次
魚沼の明治維新(開戦に備えて;三国峠の戦い;小千谷から援軍;決戦前夜;小出島の決戦;敵弾をくぐる美人女中;清流の声も悲しく;肝っ玉庄屋さん;母親の背に流れ弾丸;貧しかった庶民の暮らし;両軍から物資の要求;庄屋の家打ちこわし;会津軍逆襲の失敗;贋金事件で大騒ぎ;敗軍の将は兵を語らず)
魚野川の川舟(河井継之助の川舟通行税廃止;川漁と川舟の利害対立;20メートルの大型客船;下り大名上り乞食;夏やせしたら舟に乗れ;川舟1隻は家1軒;舟着き場柳原の歌)
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