内容説明
わが国ハンガリー研究の第一人者がつづる珠玉のエッセイ“第２集”。知られざるハンガリーの魅力、ヨーロッパ古書蒐集の旅など、淡々とした筆致のなかに碩学が伝える古今東西の歴史と文化…。久しぶりに開いた著者の書庫から、読者を知的陶酔へと誘う。
目次
ブダペストまで
ハンガリーの古本屋
ハンガリーの地方町
バウエルさん
国境駅
ホルティ摂政
ハンガリーの音楽文化
「ハンガリアン」の背景とその時代
「コンフィデンス」とハンガリー映画
大戦末期のブダペスト
ヨーロッパ古本屋めぐり
本郷界隅
ハンガリー研究５０年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岸野令子
2
アジアのウラル系言語使用者であるマジャール族が中ヨーロッパに定住したので、ハンガリー語は孤立した言語だそうです。私は多様な言語について書かれた本を読むのが好き。小さな国の言語を研究している者はその言語の背景にあることを広く知る必要があるので好奇心おう盛でないといけませんね。有力言語を研究するより魅力的な仕事だと思うな。2012/04/13
