内容説明
松江をこよなく愛した、ラフカディオ・ハーン=小泉八雲―。来日まもない明治23年(1890)8月末、松江中学校の英語教師として赴任したハーンは、松江の豊かな風土・人情のなかに、古きよき日本の姿を見出し、その印象を、こまやかに描写している。あれから100年、ハーンが描いた松江は、さまざまに変化しながらも、なお往時に面影を静かにしのばせている。本書は、ハーンゆかりの地を、美しい写真でたどりながら、その作品と対照させ、合わせて、現在の模様を紹介する。
目次
松江
神社めぐり
怪談
出雲大社・日御碕・一畑薬師
加賀浦へ
美保関
隠岐
伯耆・因幡路