- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > 講談社インターナショナル
内容説明
「少年よ。大志をいだけ」の言葉を残して去っていった札幌農学校のクラーク博士。帰化して小泉八雲と名乗り、日本の心を見事な文章で欧米に伝えたラフカディオ・ハーン。こうした日本を愛した外国人の存在がなかったとしたら、現代の日本の姿はかなり異なっていたことでしょう。日本に溶け込み、日本文化の特質を世界に発信し、日本文化を豊かにする大きな役割を果してくれた、たくさんの外国人の中から20人を選び出しました。
目次
フランシスコ・ザビエル
ルイス・フロイス
ウィリアム・アダムス
フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト
トマス・ブレイク・グラバー
ヘボン博士
快楽亭ブラック
ウィリアム・エリオット・グリフィス
ヘンリー・フォールズ
クララ・ホイットニー〔ほか〕
著者等紹介
内藤誠[ナイトウマコト]
1936年愛知県生まれ。早稲田大学政経学部で木村毅氏(明治文化史研究家)の薫陶を受ける。卒業後、東映に入社。映画『番格ロック』など多数を監督してフリーに。以後、『時の娘』『俗物図鑑』『スタア』などを監督。中部大学教授退任後、日本大学芸術学部講師
内藤研[ナイトウケン]
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学フランス文学科卒。同大学院文学研究科芸術学映像専攻文学修士。東京造形大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫
8
図書館本。フランシスコ・ザビエルから始まって、明治のお雇い外国人を中心に、様々な形で日本に好意的な足跡を残してくれた外国人20人を紹介。対訳の名の通り、半分は英語。1年足らずの滞在の人から、日本に骨をうずめた人まで、日本との付き合い方も様々。好意的な人ばかりでないのは分かっていても、こういう人たちがいてくれたことに嬉しくなる。2019/04/08
雪町
0
明治のお雇い外国人を中心に、日本で活躍した戦国〜昭和までの欧米人20人を紹介した本。西洋文化を伝えに来た彼らが、日本文化を海外に発信していく、文化交流のフィードバックが興味深かった。2016/01/01
紅匂
0
日本を訪れさまざまな功績を残していった外国の人の話です。英訳については秀逸だと思ったところもあった反面、日本語の微妙な言い回しが訳しきれていなかった箇所も多々ありと少し残念でした。2009/12/10