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真贋

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784770040695
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

誰がホンモノ?
何がニセモノ?
まずは吉本さんに聞いてみよう。

世の中の真贋を見分ける力とは?
価値観が揺らぎ顛倒する今、「知の巨人」の批評眼に学ぶ!

内容説明

常識的な「問い」と「答え」が氾濫する世の中に真っ向から対峙する。今、本当に考えるべきこととは何か。現代を生き抜くための究極の視点。

目次

1 善悪二元論の限界
2 批評眼について
3 本物と贋物
4 生き方は顔に出る
5 才能とコンプレックス
6 今の見方、未来の見方

著者等紹介

吉本隆明[ヨシモトタカアキ]
1924年東京生まれ。東京工業大学卒。詩人、批評家、思想家。52年、詩集『固有時との対話』で注目され、戦後思想界に多大な影響を与える。以後一貫して日本の思想界をリードし続けている。常に現実の問題と向き合い、文学・思想・政治・社会・宗教など広範な批評活動を展開し、「思想界の巨人」と呼ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

34
日本を代表する思想家というが、如何にこの様な言論を支持し、著者の言わんとしていることを理解できよう。全くもって著者の哲学や理念に同意できず。出だしからいじめる方もイジメられる方も悪いという考察。また日本は平和のみ主張していけという。大学は熱心に勉強する所でなくサボって卒業すれば良い場所。お金持ちのあり方。戒律破りの親鸞を尊ぶ。老人になるまで死を考えるな。など自分とは全く異なる思想を持つ。真贋の偽物を食わされた感じ。2018/04/20

ゲンショウ

22
救いが欲しくなり拝読。自分の中に在る雲谷々々とした考えが明文化される快感を覚えました。曰わく、日本人は仕事の上下関係を私生活に持ち込む。曰わく、善いことばかり言う社会は危ない。曰わく、物事には功罪在り。曰わく、最早人間は、過去に学べる状況では無い。結局、人は考える事を宿命付けられて居るのでしょうね…。人の性格は、幼児期から前青年期の母との関係に依存すると云う考えには、納得しつつ救われました。2013/05/09

あちゃくん

6
ライトな吉本隆明。まだ吉本さんの作品を読んだことのない人には、この本から読むことをお勧めします。よいと思われることの中に孕んでいる毒や、言葉によってすくい取ることのできない意味に対して、吉本さんのように自覚的でありたいな、そう感じました。2012/03/18

クレソン

5
本というもののすごさについて思う。考えを残し伝えていけることのすごさについて。“僕は”こう思う、と書くことは糾弾も断定もなくて清々しいなと思った。ご冥福をお祈りします。2012/03/30

まみ

4
再読。学生のころ流行っていた思想家にもかかわらず、初めて読んだのがこの本。気になったのは三点。ひとつは読書することによる利と毒。確かに文学には気分を引きずるところがある。ひとつは、親鸞のこと。私が培ってきた親鸞像とは匂いが違う。無宗教と言いきられるところに、理解に疑問を持つ。ひとつは育ちがいいということ。母、もしくは母の代わりに、ゆったりと育てられたことによって性格が良い方向に決定する。そういわれることが多いけど、なんだか抵抗がある言い回し。ともあれ、いかに考え、何を大事にしようとされていたかは伝わる。 2018/10/02

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