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内容説明
わたしは絵かきの貧しい若者です。ある晩、悲しい気持ちになって、窓を開いて外を眺めると、そこには、まるい、なつかしい、いちばん親しい友だちの顔が見えました。月です。月はこれから毎晩、ちょっとわたしのところをのぞきこんでくれると約束してくれました。そして「わたしの話すことを絵にかくと、とてもきれいな絵本ができますよ」と言ったのです。ガンジス河の流れの上に、もえている明かりをおいたインド娘。めんどりと、むじゃきな女の子。バラの花と、ある女の生涯。など、世界の各地を舞台にした、さまざまな時代の、叙情的な33の珠玉のお話。
著者等紹介
アンデルセン[アンデルセン][Andersen,Hans Christian]
1805年、デンマークのヒューン島のオーデンセ生まれ。30歳のとき発表した小説「即興詩人」(1835年)で、作家として名声を博す。1875年に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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